2024年 03月 09日
今 自転車に乗れるのだろうか?
自転車に乗れるようになったのは 小学校4年生だった。
周りの子に比べたら随分と遅い。
それまでは必要性も無く 乗りたいとも思わなかった。
4年生の時 友だち数人で自転車に乗って遊びに行く事になり慌てた。
仲間外れになりたくなくて母に訴えると
何処からか中古の自転車を買ってきた。
4年生にもなって自転車の練習をするのが恥ずかしく
暗くなってから母と二人 近所の公園で練習した。
後ろを持ってもらいヨロヨロ走るのを2、3回繰り返した後は
突然スイスイ進み 遠くから母の笑い声がしてビックリした。
さすがに4年生ともなれば 母の補助は直ぐに要らなくなった。
喜び勇んで自転車に乗って遊びに行ったのは2〜3回。
立ち漕ぎが出来なくて 皆んなのスピードについて行けないのが悔しかった。
その後は また乗らなくなった。
母は乗れなかったし あの自転車はどうなったのか覚えていない。
それから自転車に乗ったのは二十歳の時
複数のバンド仲間20人ぐらいで 山口県の津和野に遊びに行き
レンタサイクルに乗ることになった。
10年ぶりの自転車 しかも2〜3回しか乗った事がない。
自信が無くて固まっていると 当時の彼氏がダンデム自転車を借りて来た。
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by love_dolly
| 2024-03-09 15:27
| 戯言
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2024年 03月 06日
ご飯は冷たいまま、何度やっても同じ。
壊れてしまったらしいオーブンレンジは20年以上前に友だちがくれた物。
しかも その時点で新品では無かった。
当時 電子レンジの無い家はほとんど無く珍しがられたが、
無くても何も不自由は無く、母も私も欲しいと思わなかった。
冷えたご飯は鍋で蒸し、牛乳は鍋で温める。
そもそも冷凍食品は買わなかったし、冷凍保存した物は自然解凍。
それが普通で不便とは思わない生活だった。
ある日突然 友だち夫婦がオーブンレンジを持って来て驚いた。
親戚の家で余っていた物で捨てるのも勿体無いし、
今どきレンジが無いなんて信じられんと強引に置いて帰った。
別に要らないのにと思いながら使ってみると、便利さに敗北。
それでも温め機能ぐらいしか使用していなかったが、
母亡き後のある日 突然ケーキ作りにハマりレシピと格闘しながら
毎週 色々なケーキを焼いて友だちに配って回った。
自分が食べたいと言うより作るのが面白かった。
中でもザッハトルテとマドレーヌの評判が良かった。
昔ながらの泡立て器で死ぬほどシャカシャカしていたら、
今度は別の友だちがハンドミキサーを買って来てくれた。
購買意欲の無い私の暮らしは友だちの善意で近代化していく…
その後いつのまにかケーキ作りに飽きて、
今では温め機能に加えて野菜の下ごしらえ機能に感動していると言う
呆れるほど時代遅れな女だ。
今年の正月には冷凍餅を柔らかく出来るのを知り まだまだ進化中。
猫2匹がレンジの上で場所取り争いをしていた事もあった。
もう充分に働いたので壊れても致し方無し。
朝壊れて昼前には近くの家電量販店に飛んで行った。
オーブンレンジには興味も無かったのでどんなん買えば良いのか……
機能とかメーカーとか価格とかネットで調べるのももどかしく
店頭にある物の中から適当に選んで持って帰った。
ヘルシオとかビストロぐらいは知っているが、そんなん宝の持ち腐れ確定だし。
特別に料理好きでも無いので最低限の機能があれば良しと
シャープの小さくて安いヤツを買う。
フラットな庫内 チンと言わない グリル皿付き……
私にとっては いちいち新鮮である。
これが最初で最後のレンジ購入になりますように。
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by love_dolly
| 2024-03-06 09:57
| 戯言
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2024年 03月 02日
自己表現なるものが出現した。全国初の試みらしい。
「自己を認識し、自分の人生を 選択し、表現することができる力」がどのくらい身に付いているかをみるため、一人ずつ5分間で
自分自身のこと(得意なことやこれまで取り組んできたことなど)や高等学校に入学
した後の目標などについて、自分で選んだ言葉や方法で表現する。
ー入試要項よりー
タブレットや自分の作品の持ち込みや、得意なダンスをしたり、
自分を如何にプレゼン出来るかの能力が必要。
今の時代の子で無くて良かった。中学生だった自分には無理だ。
成績は良かったが授業中は大人しく自己表現なんか出来るような子じゃなかった。
しかも得意な事も無く、人前で発表するのも苦手で自分に自信が無かった。
思春期真っ只中で、常日頃考えていた支配する母との関係についての分析
でも披露すると、試験官は質問に困るか。
自己表現したい相手と場所でも無いのに
強制されることへの違和感を述べるとかしたら不合格になるのか。
上手に自己表現できる子だけが生き易い世の中っておかしくないですかとか
言っても不合格か。
そんな風に自分の意見が言えたら立派だし合格の筈だ。
そもそも『自己表現』の採点が試験官の主観次第にならないだろうか。
人前で話す事が苦手で5分間モジモジする子はどうする?
そうならない為に中学校で『自己表現』の練習をさせられるのも苦痛でしかない。
無難に将来の夢でも語るしかないが、本当に嫌だ。
私みたいな子にとっては辛い『自己表現』面接である。
自己表現出来ない事がコンプレックスになりそうだ。
私の時代受験科目は、英数国理社に加え体育・音楽・家庭科・美術。
時代錯誤な父親が女のくせに勉強するな、
お金が掛かるから私立には行かせんと言う事で
公立しか受験させてもらえず、一回のチャンスで母も私も必死。
苦手な音楽、曲名とかの聞き取りテストに備えて安いプレーヤーと
クラシックのソノシートを買ってもらった。
ペラペラのソノシートって!懐かしい〜
受験対策とは言え、プレーヤーが我が家に来たのは嬉しかった。
でも音楽は全く自信なかった。
家庭科も苦手だった、何の実技があったか覚えていない。
体育のテストは開脚前転や後転、美術はデッサンかデザインを描いた。
内申書の割合が高かったので、私みたいに大人しい子でも
普通に真面目な中学校生活を送っていれば合格出来る。
本当に昔の子で良かった。
人前で自己表現出来なくても別に良いんだよと言ってあげたい。
いろいろな個性を持った子が自信持って生きられたらいいのに。
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by love_dolly
| 2024-03-02 15:58
| 戯言
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2024年 02月 28日
子どもの頃から、父に怒鳴られ殴られ逃げ回る母の姿を見てきた。
子どもを父への不満や怒りのはけ口としてきた。
近所付き合いや友達付き合いでは人の言葉を気にし過ぎてナーバスになり
それを聞かされるのにもウンザリだった。
自分の中に溜め込む事が出来なくて全てを子どもにぶつけてきた。
20年前に子宮・左卵巣摘出手術をする時、
病気の恐怖より開腹手術の物理的な恐怖で逃げ出したかった。
当時の母は亡くなる4カ月前でユルユルと認知症が進み
私の手術を一緒に悲しむ事は無かった。
手術の恐怖に怯えて眠れない日々を過ごした。
2年前の緑内障・白内障同時手術の時も、
怖くてたまらなかった。
手術のリスクを考え過ぎて不安の沼に沈みそうだった。
ビビりの私だが、思い出す母は全く違った。
母は50歳目前に変形股関節症になり4回も股関節の手術を繰り返した。
一度も怖がった事がないどころか、リスクなぞ気にもせず
積極的に手術をやりたいと医者に迫っていた。
まだまだ若い50代なのに、杖をついて歩く事に躊躇う事も嘆くことも無く
60代になり松葉杖になってからは一層活動的になり、
日帰りとか一泊のバスツアーで旅行に行くようになった。
ローカル番組の見学に地元テレビ局にも出かけたり
私と違って買い物好きなのでバスに乗ってデパートにも良く行った。
私だったら…とても母のようにはなれない。
人工関節の手術は怖いし、不便な生活に絶望し、
松葉杖で歩く事が不安で出かけるのが億劫になったり。
でもいざとなったら前向きに開き直れるのか……
母の意外な強さに気付いて、ちょっと嬉しくなる。
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by love_dolly
| 2024-02-28 10:52
| 親と介護
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2024年 02月 24日
もう見なくても分かるいつもの音。
もう何度目か……トイレに行こうとして転ぶ父。
いつもぶつかる左のガラス戸は破壊されてアクリル板が張ってあり
それにも何度かぶつかるので歪んでいる。
今回は右のガラス戸破壊。
これで左右揃って下半分はガラス無し、かえって清々しい。
暗闇で座り込む父に怪我は無さそうで一安心。
電気をつけようと踏み込んでガラスの欠片が刺さる私の右足親指の裏。
派手に流血して廊下に血の跡が点々と……
廊下には割れたガラスが散乱、これ以上動けずスリッパ探す。
先ずは刺さった欠片を抜いて絆創膏、歩こうとする父を必死で止める。
別の扉から出てトイレに行ってもらう。
ガラスの落下は主に廊下側なので良かった。
ガラスの後始末と穴の空いた戸に段ボール貼って応急措置で1時間。
寒さも痛みも全く感じなかったが、いざ寝ようとすると冷えて眠れず。
父はこの2日前に病院で睡眠薬を強めの物に変え、
更に市販の強い風邪薬も一緒に飲んで寝て、
夜中のトイレはフラフラだと思われる。
それを言っても認めないので言わない。
眠れなかった夜が明け、ガラス戸をどうするか?
建具屋さんで修理か新調か……
いやいや また繰り返すと思われるので却下。
近所のホームセンターでポリカーボネート購入。
父の口出し手出しで、あーでもないこーでもないと喧嘩しながらの切断に
貼り付けに大騒動。逆上するので意見の食い違いには私が折れる。
不細工だが、歪んでいた左側もついでに張り替えて何とか完成。
残っている上半分のガラスを割らない事を願う。
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by love_dolly
| 2024-02-24 15:20
| 親と介護
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