ベランダの格闘
2026年 01月 07日
15センチぐらいの積雪があった先日。
夕方になってもなかなか溶けない。
階段を上がる音がする。
ベランダのある私の部屋に入って来る父。
手には長い竹の熊手。
屋根の積雪を熊手で落とすのは例年通りだが
雪国でも無いし翌日には溶けるのに
無意味だといつも思っていた。
止めても無駄なので見守っていると
凍った雪はなかなか動かない。
するとベランダの手すりを乗り越えて
屋根の上に降りようとする無謀な94歳。
杖で歩くのもヨロヨロなのに
凍った屋根の上に出て滑って落下する映像が浮かぶ。
慌てて父の前に立ちはだかるが
どけやぁと怒り狂って私をどかそうとする。
94歳の力は予想以上に強くて負ける。
どんなに怒鳴られようと何が何でも止めねばと
手すりに手をかける父の太ももにしがみ付く。
もう父の目つき普通じゃない。
現実が見えていない。
父の自己認識は元気な時のまんまである。
娘の言葉は耳に入らない。
大きな声で怒鳴り続け暴れるが
しがみ付いた腕は放さないと覚悟した。
ベランダで繰り広げられる父vs娘の格闘劇場。
気力腕力とも全力で父に挑んだのは初めてだ。
観客はいなくて
ウルフ・アロンの無差別級プロレスデビューのように
華々しくはいかずちょっと残念だが。
太ももを押さえられた父は遂に身動きが取れなくなり
私のデビュー戦は辛くも勝利に終わった。
ホンマに疲れたわ〜。
認知症のスイッチがまた一つ入ったようだ。
めったに売ってないので
見つけたら絶対買う。
シンプルに油揚げとの炒め煮が美味しい。
場外乱闘ではなく、ホール勝ちで良かったですね。
2
> foreveryoungrumiさん
今回は何とか制圧出来ましたが
気力も体力もギリギリです。
今朝も病院連れて行くのに
忍耐力も途切れて号泣してしまいました。
でもまあ泣いたらスッキリです。
今回は何とか制圧出来ましたが
気力も体力もギリギリです。
今朝も病院連れて行くのに
忍耐力も途切れて号泣してしまいました。
でもまあ泣いたらスッキリです。
by love_dolly
| 2026-01-07 10:42
| 親と介護
|
Comments(4)


