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滑稽な涙と現実

一昨日の月曜日はリウマチの病院予約日
50Kmのドライブ
朝っぱらからラジオで突然流れてくる
♪22歳の別れ♪を久々に聴いた。

『あなたに「さようなら」って言えるのは
きょうだけ
明日になって またあなたの
暖かい手に触れたら
きっと言えなくなってしまう
そんな気がして
わたしには鏡に映った
あなたの姿を見つけられずに
わたしの目の前にあった
幸せにすがりついてしまった』
         作詞 伊勢正三

5年の長過ぎた春を清算して
他の男との結婚を選択した女の気持ちなんか
全く分からないし
そうまでしてする結婚て幸せなのか?

1970年代のフォークソングの数々を
当時は決して好きになれなかった。
どれもこれもウジウジして未練たらしく
ツッコミどころ満載なのに
聴きながら分かる分かると涙する女子も苦手だった。

散々こき下ろしておきながら
一昨日は運転中に涙が止まらなくなった。
歌詞のどこにも共感ポイントは無いはずなのに。
ただの安っぽいノスタルジーである。
それとも現実から逃げたくて
心が疲弊しているのかも。

無理矢理に探した共感ポイントは
うんと若いフツーの男性と付き合った時に
結婚や出産を期待されても無理なので
早目に別れてフツーの道を歩んで貰おうと
何度もサヨナラって言ったのに……
みたいな事ぐらい。

結局彼はフツーの道に戻ってめでたしめでたし。
恋愛中は妄想幻想の異世界にいたので
終わってみれば滑稽この上ないので今さら涙は出ない。

当時のフォークソングは
貧乏臭くて女々しい四畳半ソングとも言われて
受け入れられないが
実際には当時♪神田川♪のような貧乏な恋愛を
していたので
お前が言うなとツッコマレそうである。

滑稽な涙と現実_f0090137_14285238.jpeg

国道沿いにあった牛乳屋の二階はボロボロのアパートで
今にも崩れそうな木製の出窓に座って
ボンヤリと彼の帰りを待っていた
幸せと不安がグルグルして傷ついたり傷つけたり
未来はもう来なくていいと思っていた。


ドライアイには良いよねと泣くに任せて
1時間半後に病院に着いてみれば
先月70歳になったので
これまで院内処方だった注射や薬が
注射は院内処方のままで
飲み薬は院外処方になりますと言われた。
非効率的になるってことよね。

ノスタルジーも現実もうんざり。









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Commented by okadatoshi at 2025-10-08 17:06
70年フォークを聴くとその時代の教え子と過ごしたあれこれを思い出します。
阪神間独特の環境と私が独身であったことで土日を含めしょっちゅう生徒が自宅に出入りをしていました。
中には姉をつれてきて、「センセ、うちの姉ちゃんどないや、あれ見合いやったんや。姉ちゃんはつきあってもいいゆうてるで」。「夕食の晩酌に母ちゃんがこれ」と酒のアテをもってくる生徒たち。
高校全共闘最盛期には私の自宅で封鎖計画を相談しだし、慌てました。
赤裸々な告白や迷いを話す子もいました。
録音したカセットをもってきてよく聞かされました。
当時のフォークのフレーズと同期していたような空間でした。
スマホにも「かぐや姫」等を入れています。
この年齢になってSNSでも繋がっていて、教師は何度もおいしいグリコのオマケです。
Commented by wanio1507 at 2025-10-08 17:42
この歌は懐メロソングで
中学んとき聴きましたね。
22歳を見上げてたころでしたが、
ずいぶん年月が過ぎてみれば
22歳で大変な青春やなぁって思いました。
老成が過ぎるよって。
Commented by love_dolly at 2025-10-09 10:23
> okadatoshiさん
あの頃のフォークで一気に切ない青春の思いが蘇ってきますよね。
今とは違う教師と生徒の関係も懐かしいです。
中学生の頃 独身の女性教師のアパートに皆んなで遊びに行っていました。
姉ちゃんを連れて見合いさせるとか
さすが関西の子ですね。
私は塾の先生を紹介されそうになった事や
卒業生から職場の上司の息子を紹介されそうになったりしました。
今でも繋がっているなんて素敵ですね。
教え子は幾つになっても可愛いものです。
Commented by love_dolly at 2025-10-09 10:33
> wanio1507さん
当時の若者は時代の空気に押されて
真剣に青春していたような気がします。
価値観が多様化してきた今とは全く違うので
みんな生き辛さを根底に抱えていたような
息苦しさもありました。
Commented by mihi_liebe at 2025-10-09 21:07
dollyさん〜こんばんは☕
恋愛は、妄想幻想の世界…とは、これまたピッタリな表現!
私は、若い頃白馬の王子様が現れる…と思っていた大馬鹿乙女でした💧
結婚は幻滅とあきらめの世界でした(^_^;)
私の恩師にも「結婚はあなたみたいに次から次にチャレンジしたいと思っている人には向かない!結婚とは、旦那の下着を洗い食事の支度をすること」と言われました😂
なんて現実的で夢がないと思っていた私でしたが…現実は厳しかった💧


Commented by love_dolly at 2025-10-10 10:32
> mihi_liebeさん
白馬の王子様を夢見るのは乙女の特権ですから良いんです。
夢見るひと時があったんですもの。
私はDV男の父の元で育ったせいで
子どもの頃から男性にも結婚にも幻滅してて
夢すら見た事がないです。
結婚してからの現実も結婚しないままの現実も
それなりに厳しいので同じような気もしますが。


by love_dolly | 2025-10-08 15:23 | 戯言 | Comments(6)