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被爆建物のある日常の景色

8月6日
今年も午前8時15分 町内にサイレンが響き渡る。
毎年の事なのにドキドキする。

NHKも民放4局もテレビは全て8時から
平和記念式典の中継を含めた特集番組となる。

80年経っても核廃絶にはほど遠く平和は来ない。
80年も経ったから体験者たちは減少して
戦争や原爆の記憶は薄れ行く。

それどころか平和とは真逆の道へ
知らぬ間に引き込まれようとしている人が増えている。

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被爆建物である陸軍被服支廠の横をいつも歩いていた。
友達とワイワイ遊びながら通った小学生の頃から
意味も分からず“ヒフクシショウ”と呼んでいた。
爆風で歪んだ窓の鉄製扉にも特別な関心は無かった。

それでも原爆が落ちた後には多くの人が
この中で救護されたり亡くなったらしいと子ども同士で話してて
1人で歩く時にはちょっと怖くて早足になった。

被爆建物のある日常の景色_f0090137_13224675.jpeg
日常の景色の一つではあったが
子ども心には周囲の建物と馴染まない不気味な存在で
何のために残してあるのか不思議だった。

通っていた中学校も高校も近くにあった。
それぞれ被曝に耐えた古い木造校舎が残っていた。
誰に聞くとも無くそこで多くの被爆者がまともな治療も受けられず
亡くなっていったと知っていた。

昭和30〜40年代の子どもたちにとっては
身近な場所で多くの人が苦しみながら亡くなっていく様が想像でき
ただただ怖かった。

卒業後には中学校や高校の被爆校舎は取り壊され
惨状を想像させる物は無くなり人々の記憶からも消えそうだ。

被服支廠は取り壊し決定後に保存運動が起こり
昨年には国の重要文化財に指定された。

デパート パン屋 神社 病院などなどの被爆建物
被爆電車 被爆樹木 被爆ピアノ
記憶の風化を防ぐべく保存の動きがある。

被爆体験証言者の減少に伴い
被爆体験の無い若い人たちが被爆伝承者として
研修を受けて活動している。

なのに日本はどうなってしまうのか
参院選の結果を見て震えた。

政治や世界情勢に興味の無い友人たち。
選挙に行かない友人たち。

選挙に行って結果を憂うだけで何もしない自分。








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Commented by wanio1507 at 2025-08-07 08:32
青天の霹靂、
なさに原爆ってのは落ちた瞬間から
世界を変えてしまいました。
けれど、
その事実を
まったく知らない人が
この世界はたくさんいます。
これだけ復興して
世界の人が誰も知らぬ国の一つになった日本の、
80年前に起きた悲劇を知らぬとは…。
これは怠慢でしょう。
のちの世代は
やはり知らしめる宿命があると思います。
無知ほど恐ろしいモノはありません。
Commented by love_dolly at 2025-08-07 11:06
> wanio1507さん
小中高と毎年平和学習の授業が何時間もあります。
夏休みなのに8月6日は登校日です。
大人になってそれが広島だけの事だと知った時には
とても驚き何故他県ではやらないのか不思議でした。
世界中の子どもたちに学んで欲しいです。

身近に被爆体験者が居なくなった今の広島の子たちは
食傷気味でもあります。

特にイスラエルやロシアの人たちに広島に来て
被爆者に会い原爆資料館を見学して欲しいです。
でもイスラエルはホロコーストを体験しているのに
ガザへの攻撃を止めない。
人類は歴史に何も学ばないんでしょうかね。

Commented by wanio1507 at 2025-08-07 11:12
これね、
人類って多く括りにしちゃうと
「学んでない」んでしょう。
借金しながらパチンコ通いする人と同じです。
ただね、
恐怖ってのはおっきなストッパーなのでね、
それを教えてないのが問題です。
怒りの先にそれがあったり
悲しみの元にそれがあることを、
もっともっと
民族を越えて知っていかなきゃダメです。
Commented by love_dolly at 2025-08-07 13:31
> wanio1507さん
力強い言葉をありがとうございます。

私たち世代の子は原爆資料館でも
平和学習でも被爆建物でも恐怖を覚えました。
(今の子どもたちへの平和学習は違うんですけど)
確かに何事でも恐怖はストッパーになりますね。

たまたま広島に生まれただけですが
最近急増している外国人観光客の原爆資料館訪問に
ちょっとだけ期待してしまいます。
昨日の平和記念式典には120の国と地域の参列があったんですが
為政者側の人たちには期待できません。
by love_dolly | 2025-08-06 15:08 | 戯言 | Comments(4)