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昔の運動部体質

中学校に入って選んだ部活はテニス部だった。
何故かすごい人気で、新入部員の数も異様に多かった。
先輩の人数も多くて顔も名前も覚えられず怖気付いていた。

基礎トレーニングの繰り返しで、
一学期が終わってもラケットなんか持たせてもらえなかった。
先輩たちの練習を見ながら、ひたすら球拾いに明け暮れ、
二学期が終わる頃やっと素振りの練習が始まり、
いよいよラケット購入と言う段階で意欲を失って
続きそうも無いと思い止めてしまった。

その頃、音楽の成績が異常に悪いから合唱部に入ってみればと、
担任に勧められて入ってみたら歌うことは楽しかった。
当時多くの女子が習っていたピアノにも無縁な暮らしぶりで、
合唱部に入ってもイマイチ楽譜を読むのは苦手だったが、
不思議と音楽の成績は人並みになって母が喜んだ。

高校に入ると、中学校の時から気になっていた男子が
バスケ部の見学に行ってたので、勇んで入部した。
だが、彼は結局入部しなくてガッカリだった。

中学校から続けている経験者ばかりの中で、初心者は自分一人で怖気付いた。
それでも同級生たちとは仲良くなり、それなりに楽しかった。
ただ、先輩たちには絶対服従で上下関係が厳しく、
校舎内ですれ違って、こちらが気付かず挨拶出来なくても
放課後呼び出されてネチネチ嫌味を言われた。
気付いた方から声掛けてくれれば良いのに、意地悪としか思えなかった。
何から何まで運動部の無意味な上下関係が苦手だった。

初心者の私は、当然皆んなより下手くそだった。
それでも一生懸命練習して追いつきたかった。

練習の最後に、各自50本のシュートを入れなければ帰れない事があった。
次々と終えて行く先輩たち、経験者の1年生も次々に終了して行く。
最後まで残った私……
夕焼けを背景に、コートの周囲を全部員が取り囲みシュート数を数えている。
ファイト〜ファイト〜と声を掛けられ、シュートが入るたびに拍手が湧いた。

絶叫に近い応援、一体感、青春ドラマのような光景…
永遠に終わらないような絶望感と応援のプレッシャーに押しつぶされそうで
泣きながらシュートを打つ私。
50本完了した時には、先輩も同級生も泣きながら
皆んなが私の周りに集まり讃えてくれた。

皆んな残って見届けてくれた事に感謝の気持ちはあるが、
ありがとうございますと言いながら……どこかに気持ち悪さがあった。
先輩たちを残らせてしまったことが心苦しくて、
同級生たちだけにして欲しかったのもある。
この練習に何の合理的な理由が?と思ってしまう。
精神論とか根性論に酔った状態には馴染めなかった。

こう言う運動部の体質には付いていけないと気付いて1年で止めた。
それでも、バスケ部の友達との付き合いは続いたし、
ガリガリだったのに体重が5kg増え細マッチョになって嬉しかった。

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庭の片隅でひっそり咲いてる白い彼岸花








# by love_dolly | 2023-09-28 15:57 | 戯言 | Comments(0)

不審者訪問

玄関のチャイムの音に出てみれば…
真っ黒なサングラスにマスクの高齢男性が。
ほとんど顔分からず怪しすぎる。

民生委員ですとチラシを渡されたが、名前は名乗らず。
チラシの片隅に名前が印字されていて名前を知る。

不審者訪問_f0090137_10293548.jpeg


祖母がいた時から年に一回ぐらいは民生委員さんが来られていて
介護が必要な状態かどうか尋ねられていた。
ずっと同じ女性の民生委員さんで感じ良かった。

この男性は初対面なのに名前も名乗らず、最後までサングラスを取らない。
胡散臭さ満載でちょっと怖かったが多分本物であろう。
最近は民生委員を語って家族状況を聞き出す輩もいるらしいので要注意だ。
身分証明書とかお持ちですかの言葉が喉元まで出掛かるも、失礼かなとか
サングラスの威圧感もあって言えなかった。今思い出しても悔しい。

91歳の父の現況には触れる事なく、奥さんのチカコさんは?と聞かれる。
父の奥さん(母)は18年前に亡くなってるし、
そもそもチカコなる人物は過去も現在もウチには存在しない。
それを何度説明しても話が噛み合わず、
何度もチカコさんはと言われて、ますます胡散臭い。

すると㊙︎訪問表なる紙を渡して記入するようにと。
その訪問表には父の名前・生年月日が印字されており、家を間違えてはない。

不審者訪問_f0090137_10470072.jpeg


今までこんな紙を貰ったことも書いたことも無かったので、
そう言うと、何の説明も無くそれは知りませんとだけ。
プライバシーに踏み込んだ項目もありますねと言うと、
個人情報のことはチラシに書いてあるでしょとだけ。
1週間後に取りにくるので書いておいてと言い帰って行った。
何か相談があったら区役所に電話して、
僕が相談に乗るわけじゃありませんとも。

友達が隣の区で民生委員をやっていた事があるので、
そのボランティア的な仕事の大変さは良く聞いていた。
なので、なるべく好意的に受け取りたいとは思うが
ちょっと無理なような…

炎天下、一軒一軒歩くのは過酷でサングラスを掛けるのも分かるが。
こちらからサングラス外してなんて言えない。
身近な相談相手のはずが、顔も分からないし、僕は相談には乗りませんと。
説明も無く㊙︎訪問表とかを渡されたのも妙である。
1週間後にまたその男性が来るのかと思うと気が重い。
ましてや相談なんかとんでもない。

チラシにあった区役所の地域支えあい課に電話してみた。
確かにその名前の人物は民生委員であると。
ただし写真入りの身分証明書を持参しバッチも付けているはず。
やっぱり見せてほしいと言うべきだった。
(自分から見せて欲しかったけど)

㊙︎訪問表なる紙は民生委員の聞き取り調査用の物で
対象家庭に書いてもらう物では無いと言うことが分かって驚いた。
なので市が収集する物でも無いし書く義務も無く、
提出するしないは各自の自由な判断でと言われて納得した。
高齢者の多い地域なので、逐一聞き取りするのに疲れ果てた?
面倒になった?
どんな理由にせよ…そちらの事情は知らんがな。

区役所の人はとても丁寧で、分かりやすく説明されて安心感があった。
その民生委員さんに相談し辛かったら、隣の町内の民生委員さんにでも
と言われたが、角が立ちまくって出来そうにも無い。
今のところは何とかなっているから良いけど。

今回の事案改善の為に地域の民生委員協議会の世話人に報告しますと、
最後にこちらの名前を聞かれた。
その民生委員さんの住所がまぁまぁ近所なのもあるし、
1週間後に再訪されるのもあり、その人の人柄も信用出来ないのでと言うと
匿名という事で良いですよと。

あとは、㊙︎訪問表をどうするか………
わざわざ来られたのに提出しませんとは言えないので、
当たり障りのない箇所だけ記入して渡しておくか……
何かもぉいろいろ無駄に気を使う性分で疲れる。

激写成功!
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こんな訪問者なら歓迎する
毎夜のようにやって来ては
庭の草花や野菜を食べるけど……
鳴き声も凄いけど…
可愛い




# by love_dolly | 2023-09-25 21:41 | 親と介護 | Comments(0)

靴磨き少年

ニューデリー中心部、道路が放射状に広がるコンノートプレイス。
真ん中の公園の周囲に同心円状にお店が並んでいる。
デリー滞在中は、よくこの公園に座り込んでチャイ飲んでいた。

靴磨き少年_f0090137_14041541.jpeg

耳掻き屋さんとか物売りとかに声を掛けられ断るのに忙しかった。
地べたに大きな体重計が置かれててお金を払って乗ると、
音楽が流れて体重が表示され恥ずかしい思いもした。

『シャチョー!クツ、キタナァ〜イ!』近付いてくる日本語。
振り返ると靴磨きセットを首からぶら下げた7〜8歳の少年。
『社長!靴汚い!安くしとくよ、5ルピー!』
ひたすら連呼してくる。

靴が汚いと言われ、一瞬ムッとして我らの足元を見る。
私が履いているのはスニーカー、相棒マリはサンダルである。
確かにそんなにキレイではないが…靴磨きは無理だ。

そもそも、客引きの言葉としては如何なものか。
社長と呼べば喜ぶとでも?
聞けば、日本人の男の人に教えて貰った唯一の日本語らしい。
商売の為に色々な外国人に言葉を教えてもらってると
キラキラした瞳で見つめてきた。
英会話能力は私たちより遥かに上等で、
やっぱり仕事しながら覚えたらしい。

じゃあ、日本人の女性用に『オネエサン、キレイネ!クツモキレイニ!』
ちゃんと意味も説明して repeat after meでレッスン。
必死で覚えようとしていた少年は7〜8歳に見えたけど10歳だった。
学校に通っていたが弟が産まれて働き始めたと、
本当は学校に行きたいと子供っぽい一面も見せた。
1日に何人の靴を磨いても、親方がくれる日当は20ルピー。
チップとか貰っても親方に取られると。

インドでは当たり前のように子どもが働いているし、
観光客にまとわりついて物乞いをする子もいる。
大人に利用されていたり、生きる為に必死だったり…
搾取される子どもたちに遭遇しても、
胸を痛めると言うより自分の身を守る事に集中せざるを得ない。
呑気に旅行している自分が、垣間見た現実に憤るのは傲慢だ。

私の腕時計を見て、SEIKOは知っていると、値段を聞いてくる。
1日20ルピー稼ぐ子に、1万円とは言い難く千円にしといた。
それでも高いと羨ましそうに言う、いや欲しそうである。
マリの時計は安くてあげても良かったらしいが、あげなかった。
口には出さずともカバンに付けた小さなぬいぐるみも欲しそう。
コレぐらいならとそれはプレゼントした。
おねだりする事を当たり前にして欲しくないと思ったのは
通りすがりの感傷だった。

バラナシへの旅を終えた1週間後、公園に戻ってくると、
『オネエサン、キレイネ!クツモキレイニ!』の声が。
あの少年との再会に盛り上がった。
写真撮って送るから住所書いてと言ったら、
英語は喋れても住所は書けないと悲しそうに言ってて、
そこに気が回らない自分のノーテンキさに絶句した。
心の中でゴメンねと無意味に呟いた。

नमस्ते। नमस्कार।




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# by love_dolly | 2023-09-21 16:12 | 放浪の旅:回想雑記 | Comments(0)

辺境を駆け巡るジャーナリストになりたい。
それが中高生の頃の漠然とした夢だった。
だからと言って、何をどうすれば成れるのかは考えなかった。

小さい頃から母の支配に振り回される生活で、
父は得体の知れない存在だった。
いつも空想の世界に入り込んで現実を忘れようとしてしていた。

高校の進路相談の時になっても空想は止まず、
将来の職業の為とか、興味のある学問とか、安定した人生とか、
全く考えられなかった。

当時はまだ、女の子は短大にでも行き花嫁修行して早々に結婚するのが良い
と言う考えが多かった。
それもまた私には全く受け入れられなかった。

教育熱心で一番の成績でなければ許さなかった母の条件は、意外にも
自宅通学できる国公立の大学である事のみで、かなりトーンダウンした。
大学選びは中卒の母の知恵の限界を超えていて、
これ以上の口出しは出来なくなっていた。
父に至っては、女のくせに大学なんか行くなと時代錯誤な発言で無視された。

担任は、偏差値を元に合格出来そうな地元大学の学部を候補に出して、
とりあえず合格さえさせれば良しとしていて相談にもならず。
女子は小学校の先生にでもなれば上等みたいな考えで、
実際に成績上位の女子のほとんどは小学校教員養成課程に入学した。
私は先生になるとか考えた事も無かったし、教育学部だけは避けた。
経済的に不可能だし、娘に依存する母が許す筈もないのは
良く分かっていたが、
私は自分の偏差値で入れそうな東京の大学を調べては夢見ていた。

大学卒業前になっても私に変化は無く、
就職活動に勤しむ同級生たちを横目に何もしなかった。
娘が家から出ていかれたら困る母も何も言わず都合が良かった。

ヤマハのコンテストで中国大会まで勝ち上がったのもあって、
自分のバンドでデビュー出来たらラッキーとか夢見ていた。

当時付き合っていた人もベース弾きで東京進出を夢見てて、
スタジオミュージシャンの話も来てて応援してた。
しかし、彼が私と離れたくないからと断った時にはガッカリした。
私を、夢を捨てる理由にされたく無かった。

そんな日々が一生続くわけが無いのも分かっていたが、
現実的な事は何も考えられず、私の学科で就職せずに卒業したのは
自分だけだったが全く平気だった。
彼の義兄が働く会社の社長夫人が営む喫茶店で、
大学生の頃から引き続きウエイトレスのバイトをした。

彼は付き合った当初から結婚を口にしていたが、
男って単純だなと呆れて信じてはいなかったし、
結婚とか現実過ぎて考えたくなかった。
彼と居ることで自分の家族から逃げられるかと思っていたのに。

彼の両親や姉家族の家によく連れていかれて可愛がって貰っていた。
大きな病院の看護婦さんで婦長にまでなったお母さんは、
サッパリしてて話しやすかった。
電力会社に勤めるお父さんは、詩の同人誌に参加していて
ちょっと気難しい感じの人だった。

ウチの暴言暴力家族とのギャップが大きく違和感で居心地悪かった。
ある時彼が、ウチの母さんはシャキシャキ動いて
自立している女性が好きだからと言ってきた。
ふ〜ん、だから?お母さんに気に入られるようになれと?

卒業後一年ぐらいして、ウチの母に会うことになった。
付き合うことにも猛反対していたのに、
実際会ってみたら、そうでもなくなっていた。
私としては、それも嫌だった。
自分の歪な家族の中に彼が巻き込まれる事に拒否反応があった。
暴力で家族を支配する父、娘に異常に執着する母の関係を
ポツポツと話してもほとんど理解してもらえなかった。

母に会った彼は結婚に備えて就職して、私はまたガッカリした。
結婚式なんか絶対したくないと言う私に、
親戚や会社の上司の手前そうもいかないと言い出し、
もぉコレは主義主張を変える転向で裏切られたとしか思えなくなっていた。
現実に向き合おうとする彼に冷めた私と
向き合わない私に冷めた彼は、めでたくサヨナラ出来た。
ずっと夢見ていたかっただけなのに…

それからは付き合う人には結婚する気は無いと伝えておいた。
娘がいる事で何とかバランスが取れている家族なので、
両親共に結婚しろとは言わなかったのも好都合だった。



辺境を駆け巡るジャーナリスト。
辺境の地で真摯に生き抜く人々の暮らしや、
大国からの脅威にさらされる理不尽を取材したい。
そんな茫漠とした夢を見ることで、家族の現実から逃げようとしていた。

逃げたいだけで現実から目を背けて何もしない日々は続いている。










# by love_dolly | 2023-09-17 14:32 | 戯言 | Comments(2)

ポポー

ちょっと涼しくなって、父親もちょっと元気になった。
調子に乗ってバスで農協の朝市へ行った。
椎茸もゴーヤも大根も有るからと言っとかないとダブって困る。

そして今日買ってきた物は………

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瓜!漬物にしよう……と触ったら軽かった。騙された。
茄子だった。大きいので大好きな焼き茄子にする。

次は……
切る前の写真忘れたのでウイキペディアから

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ポポーだった!
以前、珍しいからと職場に持って来てくれた人がいて食べた事がある。
父は何か知らずに買ったみたい。


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コレ!コレ!懐かしい味わい。
甘い香り、バナナとマンゴーのような味、ねっとりとしたクリーム状。
黒い種が何個かあるが、スプーンで食す。
初めて食した父、甘くて旨いと喜んでいる。
珍しくてテンション上がるけど、
甘みに少しクセがあって私はそれほど好きでもない。

田舎の産直市でも滅多に売ってないと言うと、
明日も朝市に行ってみると妙に張り切る91歳だった。


先日渡したnanacoカードも無事に使えている。
チャージも出来ている。
会員ページで使用履歴が閲覧出来るので分かったのだが、
何故か毎回nanacoを使用するわけでも無いらしい。
現金使用の時もあって、相変わらず小銭は溜まる………

なので仕方なく、私はスマホ決済をやめて現金支払いにしている。
ううぅ〜面倒臭い。
千円札しか使わない父の気持ちはよく分かる。





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# by love_dolly | 2023-09-12 15:05 | 親と介護 | Comments(1)