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母に支配され期待され 母子密着親娘だったので
毎日のリハビリ通院の他に
無理をしてでも母の行きたい所に連れて行かされた。

運転に自信が無いのに
怖い思いをして遠くの知らない場所に行ったり
仕事や家事の隙間を今日はあそこ明日はここと埋め尽くされ
友達との約束を犠牲にしたり
断る方が面倒な事になるので我慢して付き合っていた。

母が亡くなり その数年後には父が免許を返納し
父はバスに乗ったり歩いたりで
親の為に運転することは減っていた。

今年の夏ぐらいから
いつも目眩フラフラを訴える父の歩く様も頼りなくなった。
それでもまだバスで行くと言い張って出掛けても
バスを降りた時に転んだり
ゼーゼーハーハー玄関先で倒れ込む勢いで帰宅する。

危ないし本人が辛そうなので 何度も車で行くよと説得し
やっと頼んでくるようになり素直な言葉が嬉しくなる。
先月からは 隠れてコンビニに酒を買いに行く(徒歩5分)以外の
公式な外出は私の車で行くようになった。

先月は農協で産直市の祭があり(昨年までは1人で行ってた)
子どものように前日からソワソワする父。
10時からなのに9時から並びたいと張り切っている。

並んだとて何があるわけでも無いと説得し(並ぶの嫌いな私)
10分前に到着すると 何やらオープニングセレモニーが始まり
組合長のスピーチを聞く羽目に……
多くの高齢者が行列を作り販売開始とともに揉みくちゃにされる。
危ないので父には端っこに居てもらい
お目当ての野菜やら餅やら奪い取って行く。(こう言うのも大嫌い)


希薄だった父娘関係の変化_f0090137_14022688.jpeg

父の欲しい物をゲットしてさっさと帰ろうとすると
焼き芋が欲しいと言い出すので また人混みに挑戦。
別に私一人で来ても良かったよねと思うが
楽しみにしていた父の出掛ける意欲を満たすなら仕方ない。

昨日は2ヶ月ぶりぐらいにスーパー内の床屋に連れて行った。
1000円カット(1,300円だが)なので10分で終わる。
(絶対に私でも切れるのに…)
一緒に食品売り場に行き 父の好きな角寿司を買い
破れたパンツ(下着)を捨てさせるためにパンツも買った。
スーパー内を歩くのもふらつき気味だったが
たまには歩かせた方が良いと思う。(私と一緒なら)
足が弱っていくばかりだ。

希薄だった父娘関係の変化_f0090137_14155110.jpeg




子どもの頃から 暴力的な父親は怖くて遠い存在で
会話も無く不気味で得体の知れない存在だった。
この5〜6年でやっと父娘の関係が近くなったような気がする。
父に甘えた記憶は無いし 今では否応無しに父が甘える側である。
どちらにせよ 父と娘という親子関係のやり直しをしているようだ。

母への肉体的精神的な暴力を許せなかった憤りは
目の前の介護に追われて霧散しそうだ。









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# by love_dolly | 2024-12-03 10:52 | 親と介護 | Comments(2)

英会話を習っていた時に仲良くなった女性
とてもとても綺麗で色気もあって
シャキシャキしてるのにどこか抜けてる所もあって
チャーミングな人だった。

お洒落なデザイナーズマンションの部屋にも遊びに行った。
某配送会社の店舗開設準備を任される程のキャリアもある。
残念だが もはや共通点は抜けてる所だけだ。

彼女は同じ会社の妻子ある上司と付き合っていたが
相手が離婚して結婚し 相手の家族を犠牲にしたので
自分には彼を幸せにする義務があると
自分の運命に酔ったように言っていた。

同じ英会話仲間の妻子ある年下の若い男性が
そんな彼女に夢中になり 
彼女はそんな年下彼の気持ちを断るでも無く受け入れるでも無く
上手に付き合っていた。

よくあるテレビドラマみたいだと思って見ていた。


この時はドラマの脇役だった_f0090137_14420946.jpeg

彼女と若い彼と三人で食事をした後
彼の車で送ってもらった彼女から突然電話があった。
交差点の右折待ち中に追突され警察が来ている。
幸いにも取り敢えず皆んな怪我は無く
迎えのために夫も来ていると……

それは災難だったねと言いながら
現場から私に電話してくる事に違和感満載で聞いていると
大きな声で何度も三人で一緒に食事していた事を連呼する彼女。
夫への説明の為 二人きりで会ってたのでは無いと言う
証拠用の電話だったらしい。

車の後部が破損してしまった彼は奥さんに何と説明したのか……
その後も三人で飲む以外にも
彼女は他の飲み会に呼んで送迎してもらったりしていたらしい。

そのうち年下彼の妻から呼び出されて付き合っているのか聞かれ
彼女は慌てる事もなく堂々と
怪しいのは自分では無く◯◯さんの方ですよと私の名前を出したらしい。

傍観していたドラマにまさか私が登場するなんて……
彼女は私より一回りも年下で その彼は私より18歳下である。
なのに妻はまんまと信じたらしく
家族参加の英会話のバーベキューパーティーの時など
笑顔で挨拶する私を見る目が怖かった。
とても光栄でございますわ。

そんな彼女の夫は彼女への執着と猜疑心が強くなり
暴力を振るうようになった。
英会話を止めて韓国語教室に通い出した彼女は
今度はその韓国人の先生(独身)を好きになり
泥沼の離婚劇を乗り越えて再婚し女の子を産んだ。

ただ単に良いようにあしらわれていた年下彼もショックだったが
彼女の夫もショックで会社も辞めたらしい。
皆んなそれぞれ自分のした事の結果で
知らんがな!である。

彼女の事なのでその後のドラマの続きも何か有りそうではあるが
音信不通なので知る由もない。

代わりに 彼女に濡れ衣を着せられた私の方に
年下彼との短い物語がうまれたのだった。














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# by love_dolly | 2024-11-30 14:57 | 戯言 | Comments(2)

苦手な人

私が中学生の頃は女子は家庭科 男子は技術と分かれていた。
なぜ女子だけ料理やら裁縫やらするのか気に入らなかった。
女の子なんだからと連呼して作法にもうるさい家庭科の先生も苦手だった。

40歳ぐらいの時に 少し年上の同僚女性が
女も40を過ぎたら上質な物を身に付けなければと
自信満々かつ威圧的に言ってきて苦手だった。

30代から40代の20年間ぐらい親密な友達がいた。
彼女が留学中のイギリスに遊びに行く時
持って来て欲しい物があるからと彼女のお母さんに会った。
彼女の家には何度も遊びに行きお母さんともよく喋っていたが
2人きりで会うと緊張した。

入った事も無いようなホテルのラウンジでお茶した。
うちの娘はどこに出しても恥ずかしくないように
小さい頃から上質なものを身に付けさせたり
食事のマナーもちゃんと教えてきたと自信満々に話し
高圧的なお喋りが延々と続いてうんざりだった。

ブランド物に疎い私だが
確かに気付いてみれば彼女はロレックスとかブルガリとか
持っていて全部母親に買って貰っていたし
留学から戻ったら外車が買ってあった。

彼女曰く お母さんは広島城の城下の武士の家の生まれで
プライドが高くて困ると。
彼女も小さい頃から世が世なら貴女はお姫様と言われていたらしい。

育った家庭環境に違いはあれど一緒に遊ぶのは面白かった。
ウチは贅沢は出来ないような家だったと貧乏話をして笑っていた。

ある時 彼女に言われた。
『貧乏って言うけどガツガツしてないよね。』
えっ!?別に今は自分で働いてるしお金に困って無いし。
『だって貧乏育ちの人ってどこかガツガツしたとこが有るじゃない?
 それが無いよね。』

これは褒めているのか馬鹿にしているのか…
いやどちらでも無い 天然な感想だろう。
世が世ならお姫様だった人の言う事だと納得した。

彼女も母親に支配されて育った生き辛さを抱えていたし
父親は半別居状態で関係は悪く
そんな悩み事に共通点もあって友達関係が続いていた。

でも20年の間に彼女は自らが忌み嫌っていた母親に似てきて
私は彼女が苦手になり音信不通状態になった。



苦手な人_f0090137_15143136.jpeg
4月にオープンして2か月ぐらい行列のできていたプリンのお店に
やっと行ってみた。
美味しかった 瓶も可愛い

うちの町内は目新しい店が出来ても
いつの間にか消えていくというジンクスが有り
空き店舗も多い。
間に合って良かった。










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# by love_dolly | 2024-11-28 15:27 | 戯言 | Comments(0)

柿の皮茶

父と一緒に干し柿用に剥いた柿の皮。
子どもの頃はお婆さんが柿の皮でお茶を作ったと
父が懐かしんで皮を天日干しにしていた。

ネットで調べると本当にあったので
本気を出した私が連日日向に移動させて頑張った。

柿の皮茶_f0090137_15221243.jpeg

パリパリに乾いたのでフライパンで乾煎りして
お茶パックに詰めてからギュッと握り潰した。
お湯を入れるだけでは薄そうなので煮出してみた。

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ほんのり甘味があって優しいお茶の出来上がり。
ホッとする味で好き。

昔はいつも飲んでたが美味いとは思わなかったと
身もふたもないことを言っていた父にも飲ませながら
甘味があって美味しいよね〜と味覚音痴の父を洗脳する。

柿の皮にはタンニンとかビタミンCとかポリフェノールとか含まれ
アルコールなどの毒素分解酵素で肝細胞の酸化防止とか抗酸化作用とか…
本当かどうか知らんけど 父にはピッタリのお茶だった。
水分をあまり摂らないので
今夜は効能まで説明して更なる洗脳に努めよう。


今はプレミア12の試合とかMVP受賞の大谷翔平とか
父の興味を引くものがあるので普通に会話できる。
だから認知症予防に役立つ野球ニュースを検索する。
本当はそんなに興味は無いんだが話を合わせる為に必死である。




柿の皮茶_f0090137_15451185.jpeg
父が庭の花をどんどん切って来る。
家の中に飾って楽しみたい気持ちがあるのかl
そうなら嬉しいけど…
次から次へ花が咲いてどうにもならんと言う。
庭で咲き乱れててもいいじゃないか
全部切るんじゃないよ!









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# by love_dolly | 2024-11-23 16:21 | 親と介護 | Comments(0)

布団カバーで笑えた

寒くなって来たので“毛布にもなる布団カバー”を買った。
こういうのが有るのは知っていたが
母が買い溜めていたのや頂き物も有ったので
年中コットンシーツを使っていた。

うんと寒くなるという前日の夜
カバーとして使おうと布団を入れてる時に気付いた。

布団カバーで笑えた_f0090137_14521087.jpeg

えっ!?破れてるんですけど……
ファスナー部分の反対側面の角が縫われて無いんですけど……
“お値段以上の○トリ”の商品でも不良品て有るのか……
交換に行くのは億劫だし自分で縫えばいいかと思った。

他にもこんな不良品に遭遇した人いるかなと検索したら
出て来たのは“スリット”
布団とシーツの角をボタンで止めるためのスリットらしい!
しかも当然だが もう片方の角もスリットがあるらしい。
そっちの方は気づきもしなかった。

破れてると思った自分
今どきの布団カバーの仕組みを知らない自分
間抜けな自分が可笑し過ぎるし
交換に行ってたらと思うとゾッとするほど恥ずかしい。

父の心配に追われる心が緩み
寝心地は暖かくて大満足だった。



布団カバーで笑えた_f0090137_15271966.jpeg
最近のお気に入り
牛肉とさつま芋の甘辛炒め
生姜の千切りたっぷり投入が美味しい









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# by love_dolly | 2024-11-20 15:43 | 戯言 | Comments(0)